LINEやメールの代わりにSlack(スラック)を研究室に導入すべき11の理由

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研究
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Slack (スラック)はビジネス、研究に特化したコミュニケーションツール

Slack研究室のコミュニケーションに特化したツールです。

何よりも誰でも無料で始められるので少しでも興味がある方はぜひ試してみることをオススメします。

最近では化学系のラボでも導入されているようですし、私はバイオ系ですが周囲の研究室でもかなり使われています。

LINEやメールから移行しようとしている方の参考になれば幸いです。

筆者の使い方は?

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昨年に導入して、現在のところ私が所属する研究室の1チーム(10人)で使用しています。

研究室全体に普及させるのは難しそうだったのでひとまず、という形ですがうまく機能しています。

私はただの博士後期課程に所属する学生の一人なので、私が統括しているわけではありませんが、昨年にSlackを見つけたときに(まだ使ってもいないのに)その良さをプレゼンして先生とチーム内の学生の協力を得て導入しました。

主な使い方としては、

  • 個人個人の実験関連の連絡
  • 先生とのデータのやりとり
  • 学会情報や最新の論文情報の共有

などをメインに使っています。

LINEやメールの代わりにSlack(スラック)を研究室に導入すべき7つの理由

私も自分の研究室でも実際に導入しておよそ1年が経過したのでその使用感と、Slackを研究室に導入すべき理由をお伝えします。

正直、何でもっと早く導入しなかったんだと思うくらい快適なので、その11の理由を紹介します。

1. LINEはプライベートと干渉する、メールは固すぎて面倒くさい

研究室にSlackを導入しようと決めたのは、とにかく普段の研究に関する連絡をスムーズにしたい!と思ったのがきっかけです。

メールやLINEではだめなの?という意見もわかるんですが、

LINEだと普段の遊びの約束やらなにやらも多いので、研究の話が入ってきても情報が広いづらいんですよね。

かといってメールはいつも文頭に「○○さん」やら「△△先生」やらを着けて送ることが多いのですごく面倒くさいんですよ。

LINEであれば「わかりました」で終わるレスポンスもメールだとやたら長く書かないといけないかな、とか思ってしまうのが些細なことですが小さなストレスでした。結局どっちもどっちでした。

Slackはその両方を解消してくれるツールで、LINEのように軽く連絡を取り合えることに加えて、研究に特化した内容で使う物なのでプライベートととも干渉せずに大事な情報をすぐに伝えることができます。

2. チャンネル機能が優秀

SlackにはLINEのグループのように「ワークスペース」と呼ばれる場所があります。Slackはこの中に、更に「チャンネル」と呼ばれる場所があります。

例えば全体への連絡であれば”general”、研究の新しい論文情報に関する情報を共有するのであれば”papar”チャンネル、研究と関係のないイベントに関することであれば”private”チャンネル、といったようにトピックごとに場所を分けることができます。

この機能があるおかげで大事な情報をしっかり見逃さずに追い付くことができるのがSlackの良いところの一つです。

3. リアクション機能が優秀

LINEのスタンプ機能のようなものですね。個人的にはLINEスタンプよりも控えめなので反応しやすくかなり気に入っています。

「些細な返事で通知を送りたくない」

「だけど反応は示したい」

こういった場合のリアクション機能はとても便利です。

4. 研究のことを気軽に相談できる

LINEのように気軽なので、ふと思いついた時に連絡を送りやすいのでチーム内のコミュニケーションが高速化します。

使ってみればわかりますがお互いのレスポンスは明らかに早くなりました。

しかもメールと違って短い文でもいいので手間も掛かりません。

5. 画像やファイルがサムネイルで表示される

Slackでは添付して送ったファイルがサムネイル表示(ファイルを開かなくても中身がわかるようになるような表示です)になります。

地味ですがこれはかなり便利です。

6. 短時間で多数のメンバーと情報共有できる

これはLINEとほとんど同じかもしれませんがワークスペースに連絡を入れればそこに入っているメンバー全員が内容を見えるので、全体の情報共有が非常にスムーズです。

7. 過去のやりとりを時系列で確認できる

これは教員側からの視点になるかもしれませんが、Slackではワークスペースの中でもダイレクトメッセージを使って個々で連絡を取ることもできます。

ここで学生と先生が個人個人でデータのやりとりをしていれば時系列でどんなデータを出していたかが俯瞰して見ることができるので進捗管理に便利ですよ。

8. 送った後にメッセージを修正できる

Slackを使う上で忘れてはいけない長所が「送った後にメッセージ自体を修正できる」ことです。

LINEだと一度メッセージ自体を取り消さないといけませんし、メールであれば取り消すことすらできません。

Slackであれば誤字や間違った情報を送ったときにはすぐに修正できますし、「修正済み」という表示も出るので修正されているのかどうかもわかります。

9. 単純にかっこいい

使ってみればわかりますが、とにかく見た目がおしゃれです。

個人的には意外と重要な点なので人によってはこれだけでも気に入るかもしれません。

10. パソコンで堂々と使える

LINEが嫌だった理由の一つとしてプライベートの内容も含むのでパソコンで開きながら使うのは少しためらっていました。その点Slackは研究のみの内容で話せるので気兼ねなく使えます。

これは地味に重要で、やはりテキストを打ち込むのはパソコンの方が圧倒的に早いです。

11. スマホで使える

最近はスマホを常に持ち歩くことが多いはずなのでこの点は大きいですよね。

私のボスも、以前に比べて学生のレスポンスが早くなったと喜んでいました。

導入前に懸念していたこと

Slackを知った時から「これは便利だな」と思いずっと使ってみたかったんですがいくつか懸念していることがありました。同じような悩みを抱えている方の参考になるかもしれないのでここでも紹介しておきますね。

そもそも使ってくれるか?

メールやLINEを主に使っていたのでそう簡単に受け入れてくれるかということでした。結論からいうとそれは杞憂で使ってみるとあまりにも便利なので御年50歳以上にもなるボスもすぐに気に入ってくれました。

中には当然抵抗がある人もいましたが、案外使って行くに従って便利さを実感できるのでまずはとにかく試してみることをオススメします。

外部との連絡

内部はいいですが、外部の方は必ずしもSlackを使っているわけではありませんよね。

その点で使い分けがきちんとできるか不安でしたが、案外使ってみると全く気になりませんでした。

変わらずメールは必要であれば使うし、LINEも必要に応じてストレスなく使っています。

まとめ

  • SlackはLINEとメールのいいとこ取りをした研究に特化したコミュニケーションツール
  • Slackは手軽に使えて情報共有がスムーズに行える
  • LINEやメールからの移行は意外とスムーズで、抵抗なく使えます

少しでも悩んでいる方がいれば参考になれば幸いです。とにかく無料でスタートできるので、まずはお試しで始めるといいと思いますよ!

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